少女が目を覚ますと、そこは見慣れた自室のベッドの上でした。
とんでもない夢を見たような気がするのですが、どうにもよく思い出せません。それに何だか随分長い間寝ていたような気もします。
自分は寝る前に何をしていたんだっけ。
懸命に思い出そうと唸っていると、誰かの来訪を告げる音が鳴りました。
出てみるとそこには、不思議に懐かしく感じる可愛い後輩の顔がありました。
どうしたのかと問いかけると、今日も様子を見に来ましたと言われ、少女は首を傾げます。
今日も、とはどういうことか、彼女がこの部屋を訪れる機会は確かに多かったけれど、遊びに来るのではなく様子を見に来るというのは、不思議な言い方だと少女は感じました。
どういうことかと問うと、可愛い後輩は驚いた様子で「昨日も一昨日も、何だか少しいつもと様子が違って見えたので、気になって伺いましたが、覚えていないのですか」と問われます。
まったく身に覚えはありませんでした。
更に言うなら、様子がおかしいというのにも、自覚はありません。
少女がそう告げると、慌てて顔色や体温を確認され、すぐ医務室へと焦ったように促されました。
特に異常は感じられないとは言え、何かあっては困るので、少女はその言葉に従って、促されるまま部屋の外へ出ました。
一体自分に何が起きたのか、頻りに思い返してみても、やっぱり何も思い出せません。
そうして不思議がる少女に、後輩の少女が声を掛けました。
「記憶が無いのは心配ですが、今日はいつも通りの先輩ですね。いえ、安心はまだ禁物ですが……」
本当に何も覚えていないのかと問われ、少女は素直に頷きます。
ほんの小さなことでも、普段と違うことがあったなら思い出してみてくださいと言われ、考えに考えて、少女は一つだけ、思いついたことがありました。
「あのね。何だかとてもいい夢を見た気がする」
とんでもない夢を見たような気がするのですが、どうにもよく思い出せません。それに何だか随分長い間寝ていたような気もします。
自分は寝る前に何をしていたんだっけ。
懸命に思い出そうと唸っていると、誰かの来訪を告げる音が鳴りました。
出てみるとそこには、不思議に懐かしく感じる可愛い後輩の顔がありました。
どうしたのかと問いかけると、今日も様子を見に来ましたと言われ、少女は首を傾げます。
今日も、とはどういうことか、彼女がこの部屋を訪れる機会は確かに多かったけれど、遊びに来るのではなく様子を見に来るというのは、不思議な言い方だと少女は感じました。
どういうことかと問うと、可愛い後輩は驚いた様子で「昨日も一昨日も、何だか少しいつもと様子が違って見えたので、気になって伺いましたが、覚えていないのですか」と問われます。
まったく身に覚えはありませんでした。
更に言うなら、様子がおかしいというのにも、自覚はありません。
少女がそう告げると、慌てて顔色や体温を確認され、すぐ医務室へと焦ったように促されました。
特に異常は感じられないとは言え、何かあっては困るので、少女はその言葉に従って、促されるまま部屋の外へ出ました。
一体自分に何が起きたのか、頻りに思い返してみても、やっぱり何も思い出せません。
そうして不思議がる少女に、後輩の少女が声を掛けました。
「記憶が無いのは心配ですが、今日はいつも通りの先輩ですね。いえ、安心はまだ禁物ですが……」
本当に何も覚えていないのかと問われ、少女は素直に頷きます。
ほんの小さなことでも、普段と違うことがあったなら思い出してみてくださいと言われ、考えに考えて、少女は一つだけ、思いついたことがありました。
「あのね。何だかとてもいい夢を見た気がする」